LIZARD(リザード)について 1



クロコダイルと並ぶエキゾチックレザーの代表各である、リザード(トカゲ)革についての

ご説明です。 







WILDSWANSでのエキゾチックレザーと言えば、現在ではクロコダイルやガルーシャの2種

類をメインで使用していますが、今回はクロコダイルと並ぶエキゾチックレザーの代表格で

あるリザードについてご説明したいと思います。





リザード革の魅力は、何と言っても細かくて粒の揃った独特の体鱗の形状とその丈夫さに集

約されますが、やはり高級皮革と呼ばれる類のものですから、当然お値段も張ります。

とは言え、クロコダイル同様に「薄くて軽くて丈夫」という利点は、皮革としてみた場合と

ても大きな魅力ですので、多くの人を魅了するだけの理由があります。

トカゲの種類は地球上に3000種(16科、383属)以上存在しますが、皮革製品に使

用されるものは極端に少なく限られてきますので、ここでは皮革製品に使用されるリザード

革の中でも「テグー」と「ミズオオトカゲ」の2種類に絞って話を進めたいと思います。

(尚、ワシントン条約では皮革用・ペット用等、国際取引可能な種は約9種類と言われています。)





革業界でリザードと言えばトカゲ革全般のことを呼んだりしますが、爬虫類をペットとして

飼育されている方や分類的に見た場合は、大きめのトカゲ(オオトカゲ)を「モニター」、

それ以外を普通に「リザード」と呼んだりします。テグーは外観や生活様式がモニターと似

ている点が多いので、そちら側で生態を説明されがちですが、分類的にはモニターとは離れ

た位置にいます。




テグー(学術名:Tupinambis teguixin)はテジューとも呼ばれたりしますが、この革の最

も特徴的な部分は、他のリザード革には見られない独特のお腹の模様にありますので、大抵

は背中で割く「バックカット」を用いて、お腹の部分を使用することが殆どです。

一般的に皮革製品に使用されるリザードは、体鱗の模様が均一で粒が揃っているものですが、

テグーの場合、腹部の正中線周辺は大きな長方形で、ふっくらとした独特の体鱗の形状をし

ています。





↓こちらがバックカットのテグーです。



テグーはテグートカゲ科Tupinambis属の生き物の総称ですので実際は何種類(6〜7種)

もいるのですが、個体群によって色彩や形質に差があり、約10程度のグループに分けるこ

とが出来るそうです。南米北部から中部のアマゾン河流域の森林地帯で4〜5種が分布し、成

長が早く、野生のものでは(種類によって異なりますが)体長は1m20〜40cm、ペット

等の飼育下では約1m位まで成長するようです。

体鱗は小さな鱗板状で堅くて光沢があり、先述の通り腹部の特徴的な長方形の他、全体的に

野性的な雰囲気がありますので、リザードの中でもやや男性的な雰囲気が特徴です。











上の画像の左側は腹部の中央辺り、右側へ行くほど脇腹辺りとなります。腹部は大きくて長

方形の独特の鱗の形で、脇腹側に向かうと途端に体鱗が小さくなります。脇腹側の鱗の形も

丸い粒と言うよりは、長方形に近い形をしています。











大きく板状の腹部の体鱗はリザード革の中でも唯一無二の格好良さがあり、男性的でありな

がらも、端正な表情をしている魅力的な素材です。







続きます。





 


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