新緑の季節/音楽を愉しむ・2018年5月

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GWも終わり暦の上では立夏ということで、夏の気配が立ち始めています。

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先日東京から一番近い棚田と言われている千葉県鴨川市の大山千枚田に行ってきました。

ここは日本で唯一雨水のみで耕作が行われている棚田だそうです。

GW期間中でしたがあまり混んでおらず、のどかな田園風景に時々夏の虫の鳴き声が聞こえる様子は、まるで昔の日本にタイムスリップしたかのようでした。

近くに棚田カフェという看板が出ていたので行ってみると、カフェというよりは古民家の庭先という感じで全く飾り気が無く、お客さんもいなかったのですが、そこでいただいた杏ジュースは濃厚で甘酸っぱくとても美味しかったです。

商売っ気がなく、良い意味で観光地っぽくない自然なところが気に入りました。

時期によってはライトアップされたりもするそうですので、また季節をあらためて訪れたいと思っています。

 

爽やかな陽気も残りひと月です。

今年は季節の到来が早いので梅雨入りも早くなるような予感がしてなりませんが、一日一日を大事にこの最高の季節を満喫したいなと思っています。

そんな新緑の季節におすすめの3枚です。

 

 

 

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Milton Nascimento / Miltons (1989年)

ブラジルのシンガーソングライター、ミルトン・ナシメントの音楽は初夏の陽気が感じられる5月の昼下がりに無性に聴きたくなります。

以前にも「Clube Da Esquina」というアルバムを紹介したことがありますが振り返ってみるとそれも5月でした。

哀愁を帯びた伸びのある美しい歌声は、初夏の風に身を委ねながらぼーっと聴き流したり、ひとり旅の車窓から移り変わる景色を眺めながら聴いたりすると最高に気持ちが良いです。

このアルバムはミルトンの歌声とハービー・ハンコックのピアノの共演、ミルトンの歌声とパーカッション奏者のナナ・ヴァスコンセロスの共演、それぞれが絶妙なバランスで配置されていますが、どちらもミルトンの歌声を引き立てる素晴らしい演奏です。

ミルトン・ナシメントは、聴けば聴くほど味が出るというか、聴かずにはいられなくなる不思議な音楽です。涼しげであまり体温を感じさせないのですが、自然と一体となった雰囲気で優しさに溢れています。

どのアルバムも素晴らしいのでぜひ聴いていただきたいです。

 

 

 

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Burnier & Cartier / Burnier & Cartier (1974年)

こちらもブラジルの音楽、ブラジリアン・メロウグルーヴとも言われているブルニエール&カルチエールの名盤です。

長らく廃盤となっておりましたがめでたく再発となりました。こちらもあたたかくなってくると聴きたくなる音楽です。

ミルトン・ナシメントとはタイプが違いますが、初めて聴いた時は哀愁を帯びた切なさがこみ上げるメロディの「Mirandolina」に一瞬でやられてしまいました。

このアルバムを聴くと思い出してしまうのが10年ほど前の祖父の葬儀の帰り道です。

田園風景が広がる田舎道を車で走りながらたまたま聴いていたのですが、悲しいという感情よりもそれ以上に楽しい思い出がたくさん浮かんできたのを今でも憶えています。

心地よいグルーヴ感のギターの音色や、ポコポコ気持ち良いパーカッション、 そして聴いていると妙に落ち着くコーラスがそんな気分にさせてくれたのかもしれません。

この季節にはぴったりのサウンドで時々聴いては祖父の記憶を思い出し懐かしい気持ちになったりします。

様々なジャンルの要素を取り込んだバラエティ豊かな内容のため飽きずに聴けるのも良いですね。

 

 

 

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Sandii / Hula Dub(2018年)

最後に紹介のこちらは日本のシンガー、サンディーのニューアルバムです。

70年代から活動し、個人的には80年に細野晴臣プロデュースのアルバム「Eating Pleasure」やその後のサンディー&ザ・サンセッツ名義のあたりをよく聴いていましたが最近はすっかりご無沙汰でした。

季節もあたたかくなってきたので、何かレゲエのよい再発がないかとデニス・ボーヴェル(UKレゲエ、ラヴァーズ、ダブのプロデューサー)で検索していたところ、たまたま新譜としてヒットしたのがこちらでした。

「Hula Dub」というタイトルの通りハワイの伝統的な音楽フラをサンディーが歌い、バックの演奏はレゲエというものでそれ以上のものはないのですが、純粋に好きなことを楽しんでいる感じがアルバム全体に溢れていてハッピーな気分にさせてくれます。

レゲエ / ダブ・シーンのトップミュージシャンらが集まり、デニス・ボーヴェルが総合プロデュースと間違いのない内容です。

これから夏にかけて愛聴盤となりそうです。

 

さて次回は梅雨入りの頃かと思いますが、そんな憂鬱な梅雨も楽しめる音楽を紹介できればと思っています。



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