Happy New Year 2017/音楽を愉しむ・2017年1月

2017年がはじまりました。

明けましておめでとうございます。

2017年がはじまりました。

皆様、お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。

僕は当初より遠出は避け、暖かい部屋で音楽をじっくり堪能しようと決めこんでいましたので、12月のうちからインスタグラムを使いあらゆるレコードショップの情報を集めていました。

このインスタグラムが便利なもので、新譜案内、中古盤のセール情報がリアルタイムで続々と更新され、しかも動画で音楽の試聴もできる優れものです。

最近はアナログブームということもあり、新譜から旧譜の再発まで、これでもかという具合にレコードが続々と発売されています。

 

 

 

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そんな中、よりアナログレコードを買わせようとする戦略が垣間みられるようになってきました。

それは再発のレコードが最新のリマスターという定番の売り文句だけにとどまらず、例えば音への相当なこだわりを売りにした「原盤のカッティングを監修したのはあの◯◯(※アーティスト名)のアルバム製作を手掛けてきた◯◯氏」というものや、「当時のオリジナル盤には収録されなかったあの幻のシングル曲が追加され初アナログ音源化」とか、オリジナル盤を既に所有していても買い直さないといけない気にさせる文句がとにかく多いのです。

僕は20年以上中古レコードを買い続けていますが、音の良い当時のオリジナルプレスにこだわって購入してきたので(※これまでは音質の悪いいいかげんな再発盤がいっぱいありました)、再発盤には価値を見いだせず見向きもしなかったのですが、こうなってきますと無視するわけにはいかなくなります。

新譜、中古に加え、再発盤もチェックしていかなくてはならないので、これからは時間とお金の浪費がより増えそうです。

しかしこの10年の間に、90年代にあれだけあったレコード専門店がどんどん廃業していく状況を目の当たりにしてきましたので、これだけ充実している時代がやってくるとは思ってもいませんでした。

アナログ入門には絶好の機会ですので、興味のある方はこのタイミングでぜひアナログレコードの世界に飛び込んでシーンを盛り上げていただけたらと思っております。

 

 

 

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Wally Badarou / Back To Scales To-Night (1980年) そして最近一番嬉しかった再発盤がこちら、ウォーリー・バダロウの1stアルバムです。この人はLevel 42というイギリスのジャズ・ファンク、フュージョンバンドのキーボーディストとして、また70年代〜80年代にかけてレゲエやニューウェーブを世界中に広めた重要レーベル「アイランド・レコード」に所属する数多くのアーティストのサポートで大活躍しました。

その活動と平行して自身のオリジナルアルバムを数枚発表しております。

初めて知ったのはかなり昔になるのですが、パラダイス・ガラージという80年代にニューヨークに存在した伝説のディスコで活躍したDJ、ラリー・レヴァンのミックスCDでした。

ラリー・レヴァンはロック、ポップ、ソウル、ファンク、レゲエなど幅広いジャンルをミックスしたスタイルで、ハウス・テクノ音楽に多大な影響を与え、そこでかかっていた音楽は現在ではガラージ・クラシックなどとも呼ばれております。

その中でも飛び抜けて気持ちがよかったのが、このウォーリー・バダロウという珍しい名前のミュージシャンの曲の数々でした。

2ndアルバム「Echoes」に収録されている「Mambo」はなんとも不思議な浮遊感たっぷりの曲で、まるでキラキラ光の差し込む綺麗な水の中でふわふわ浮いているような感覚です。

他にも「Chief Inspector」というダンスクラシックや、「High Life」という軽快なトロピカルサウンドにやられてしまいました。

このアルバム「Echoes」は90年頃に一度だけCD化されましたが、それ以降はずっと廃番状態です。

(アナログレコードだけ近年再発されました)そのため未だに手に入れにくいアルバムなのですが、それにも増してレアな1stアルバム「Back To Scales To-Night」が今回CD、アナログの両方で再発されたので大興奮というわけです。

正直、今回初めて聴くことができたわけですが、AORっぽいサウンドからレゲエ、フュージョン、そしてまさにガラージ・クラシックなディスコサウンド(初期のハウスミュージック)とバリエーションに富んでいて、そのどれもが一級品です。

収録曲は当時と変わりませんが、オリジナルマスターテープからの最新リマスターということで音質もバッチリです。

 

 

 

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Pictured Resort / All Vacation Long (2016年)

つづいてこちらは日本の4人組のバンドによる昨年リリースされたアルバムです。

2014年結成という比較的若いグループですが、カセットテープ、7インチレコードなどアナログ音楽ファンが喜ぶフォーマットでのリリースで即完売と話題となり、一昨年ミニアルバム、昨年こちらのフルアルバムを発売しました。

内容はアルバムジャケットの期待を裏切らない80年代のAOR、シティポップ、ネオアコ、ディスコサウンドをベースとしたライト&メロウな軽快なポップサウンドです。

冬まっただ中ですが、そろそろジャケットの絵のような夏が恋しくなってくる方も多いのではないでしょうか。

そんな方々にお勧めの一枚です。東京の1月は雨が非常に少なく毎日晴天がつづきますが、日中の暖かい日差しのもとこのアルバムを聴いていると真夏にタイムスリップした気分が味わえて気持ちが良いです。

 

 

 

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Marvin Gaye / Let’s Get It On(1973年)

最後のこちらはメロウソウルの王道マーヴィン・ゲイの73年全米2位の大ヒットアルバムです。

誰もが一度は耳にしたことのある71年リリースの名作「What’s Going On」では流麗なメロディとは対照的に戦争や貧困、公害等の社会問題を取り上げた歌詞が衝撃的でしたが、この「Let’s Get It On」も恋人への愛情と性への欲求という内容で、別の意味であまりの刺激的な歌詞にはじめて知った時は驚きました。

しかしながらとにかく美しく流れるメロディと、暖かみのある歌声がとても心地良く、特に冬場の寒さが厳しい日々に聴くと、まるでホットコーヒーを飲んで一息ついたときのようなたまらない至福の時間がやってきます。

僕は仕事でもプライベートでも心のゆとりが無くなってくると、このアルバムを聴くようにしています。

どんなにきつい時でも不思議とリラックスすることができる数少ない音楽です。

新年が始まりバタバタすることが多いこの時期に、これを聴いて一息ついてみてはいかがでしょうか。

 

以上、2017年のはじまりにお勧めの3枚でした。

 

さて次回は冬もようやく終盤となります。

暖かい春をゆっくりと待ちながら冬の最後を楽しめる音楽が紹介できればと思います。



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