SUKUMO Leather(スクモレザー)シリーズについて 1

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日本古来の技術で染め上げられたSUKUMO Leatherとのコラボレーションです。
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「蒅」、あまり見慣れない文字ですが、「すくも」と読みます。
蒅とは藍の葉を熟成・発酵させて造りだされる天然染料のことで、名前の通り藍染めに使用されます。 

藍染は呉服や反物といった生地に対して行うのが一般的ではありますが、実は皮革にも応用が可能です。
当然その製作には一朝一夕では到底成し得ない技術や経験が必要となって参りますので、目にする機会は決して多くはないと言えます。 

ヤングホリイ社が製作するSUKUMO Leatherは、天然染料である蒅(阿波藍)を用いて京都で天然灰汁建本藍染を施された、世界的にも稀有な天然本藍染め革です。 



All05.JPG今回WILDSWANS(ワイルドスワンズ)はこのSUKUMO Leatherとのコラボレーション企画として、この皮革を素材に使用した製品を4月11日(金)から発売致します。 

まずはこのSUKUMO Leatherについてもう少し詳しくご説明をさせて頂きます。 

原料となる藍は徳島県阿波地方で栽培されている藍を使用致します。 
阿波は藍の日本を代表する産地であり、藍染には600年という長い歴史がありますが、現在では徳島には藍師(蒅を造る職人)が5軒しか残っていないそうです。

SUKUMO Leatherの蒅もその中の一軒、国選定無形文化財技術保持者である藍師の外山良治氏の手によるものです。
藍は藍師によって栽培・収穫され、発酵と熟成という過程を経て蒅(すくも)という藍染めの原料になります。この地方の名称を冠してこの蒅は【阿波藍】とも呼ばれます。 



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丹精込めて栽培され、収穫された藍草は水を加えながら数か月寝かせることで発酵し、堆肥状に変化致します。 



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これが蒅です。所謂藍色のイメージはここからは感じられず、寧ろ黒々とした土のようにも見えますね。
こうして藍師によって作られた蒅を用いて、今度は染め師が藍染を施します。 



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天然灰汁建本藍染という染色法に不可欠な堅木の灰です。
文字通り藍を木灰の灰汁で建て、藍染を行います。「建てる」とは藍を水に溶かして染料液として完成させることです。 



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建てられた藍染め液は生き物ですので、呼吸も致しますし、調子も良い時、悪い時があるそうです。 画像の様に表面が泡立っている状態は藍染め液が健康であるという証です。逆に不健康な藍染め液は泡が立たないとか。
この泡は「藍の花」と呼ばれ、職人はこの藍の花の状況を見て「染め時」を計ります。 
藍染め液は生き物と申しましたが、この工房では藍染液になんと日本酒を添加しておりました。 



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まるでお酒を飲ませているようですが、何を添加するかは染め師によって異なり、酒類を初めとして中には蜂蜜を加えるという所もあるそうです。



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お話を伺いに行った際に、染め師の方が目の前で藍染液に布きれを潜らせて下さったのですが、ターコイズブルーのような色に染まった布地は、藍染液の色からは想像も付かないような鮮やかな輝きを放っており、改めて藍染めという文化の凄味というものを感じました。 

このような工程を経て染め上げられたSUKUMO Leatherで製作されました製品の数々を次回から一つずつご紹介して参りたいと思います。 

続きます。   


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